エアサイクルの特徴
乾燥しているから
結露や劣化を防ぎます
冬、窓まわりがべったりと結露したり、ジメジメした押し入れの奥にカビが生えてきたり。日常の暮らしを悩ますこれらの症状は、湿度の高さが原因となります。
それでも目に見える場所に発生した結露やカビは、発見しやすいのが救いとも言えます。もっと深刻なのは、壁の内部や床下のような普段は見えない場所。壁の内部や床下で湿度が高いとその内部で発生した結露が原因で、柱や土台といった骨組みの木が腐朽やシロアリの被害に遭い、ひどい場合にはボロボロになってしまいます。しかも日常生活では見えないため、建物が危険な状態になっていても放置したままになりがちです。
エアサイクル工法が「空気の流れ」を重視するのは、木の劣化を防ぐため。壁の内部や床下の空気が自由に動くようにしているので、湿気は拡散して乾燥状態を保ちます。骨組みの木もシロアリや腐朽の被害を受けず、建物は長もちするのです。
コラムベース基礎の施工風景。
床下の風通しを確保している様子がよく分かります。
コラムベース基礎(左)は、ベタ基礎の上に円柱形の基礎を並べた工法です。
最近の木造住宅に多く使われている布基礎(右)は床下空間が分断されるのに対し、コラムベース基礎の床下は連続した空間になっています。
昔の家と同じように床下の通気性が高く、木材を適切な乾燥状態に保ちます。
エアサイクル工法の開発初期に建てられた築26年の住宅をリフォームしたことがあります。天井や床をはがした時、大工さんはとても驚きました。壁の内部や床下は乾燥したままで、骨組みの木がまったく劣化していなかったからです。
普通の家なら、建ててから20年以上もたてば木材のどこかに腐朽やシロアリの跡があるものです。築26年でも木がきれいなままだった住宅の話は、エアサイクル工法の効果を示す好例といえるでしょう。
壁をはがしてみると、きれいな状態の木が現れました。
湿気がこもると木はこのように腐ってきます(参考写真)
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